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2017 / 04 / 16
CAPEDS 活動再開のご報告

スーダン障害者教育支援の会、最新活動報告です。

日ごろキャペッヅの活動を応援していただいている皆様へ


活動再開のご報告


過去2年間において、キャペッヅの活動はほぼ停止状態に陥っていました。理由は、スーダン政府の国際NGOを担当している省庁(人道支援委員会)からプロジェクトの認可が下りなかったからです。


これだけを聞くと、当会がルール違反をしたのではという誤解を与えてしまうかもしれません。実はスーダンにおいては多くの国際NGOが活動しています。
純粋に人道支援に徹しているものもあれば、政治活動をしているものもあるとスーダン政府当局は考えています。なので、どうしても政府当局が国際NGOにたいして厳しくなることもあります。
一方では、プロジェクトの認可が要する時間は不透明で、プロジェクトの実施計画が大きく狂うこともあります。当会はこのカテゴリーに当てはまります。
2年以上プロジェクトの認可が下りないということで、これ以上手を打つ手がない状況となりました。

活動再開の見通しが立たない状況下で、当会を存続させる意義はなんだろうと私は個人的に現状を悲観しておりました。そして、当会を解散させることもそろそろ考えなくてはという意見すらを抱くようになりました。
しかし、理事会メンバーの何人かは、もう少し我慢して会を存続させながら、スーダンでの活動再開に向けて政府当局と粘り強い交渉を続けるべきだという意見でした。「きっと無理だ」と半ば諦めつつも、ひとまずこの案が採用されました。
しかし、およそ2年の間、事態は好転せず、昨秋のキャペッヅ総会において再び解散案が浮上しました。ここで前代表理事のヒシャムさんは、4か月の猶予を求め、解散の是非についてはあらためて話し合うことになりました。
その後、ヒシャム前代表理事はスーダンに帰国、懸命にキャペッヅの活動再開に向けて努力をしました。
一方、私も2017年1月末に研究調査のためスーダンに渡航しました。ですが、キャペッヅの活動再開のために動くことはしませんでした。なぜなら、仮に活動再開が許可されたとしても、それが続く保証はどこにもなかったからです。
しかし、棄てる神あれば、ちゃんと拾ってくれる神もいたのです。
スーダン滞在中に、とある政府閣僚から一本の電話が入りました。面識はなく、ただニュースで名前を聞いたことがあるだけの相手でした。
その大臣(女性)は、どこかで当会の活動について聞いたらしく、もっと話を聞かせてほしいと申し出てくれました。私たちは、以前現地代表をしてくれていた職員を連れて、大臣と面会しました。
そこでこれまでの経緯を話すと、「素晴らしい活動なのに、なくなるのはもったいない。なんとか活動再開できるよう努力してみます」と前向きな回答をくださいました。
とはいえ、どうせ口だけだろうと私はまだ疑っていました。しかし、その大臣は有言実行でした。
私が日本に戻る前に、当会は活動再開が許されただけでなく、手続きの面においても配慮してもらえることになったのです。夢を見ているようでした。
私たちは小さな団体ではありますが、先駆的プロジェクトを常に目指してきましたし、資金の大部分をプロジェクトそのものに充てられるように心を砕いてきました。自前の職員がプロジェクトを執行するというよりも、スーダンにある担当機関の自助努力を促し、彼らがプロジェクトを成功させることによって、機関のキャパシティービルディングにつなげてきました。
こうして活動の再開が決まり、理事会メンバー一同、大変喜んでいます。
と同時に、仕事をさせていただく環境ができたことで、襟を正して、スーダンの障碍者が社会への完全参加を果たせる日まで努力していくことをあらためて誓いました。
どうかこれからも変わらぬ温かいご支援とご指導をいただけますよう、理事一同、心よりお願い申し上げます。
アブディン・モハメド

特定非営利活動法人スーダン障碍者教育支援の会代表理事

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